毎月の↓「ひょうたん北島」↓に連載中の↓「漢方のおはなし」↓ ひょうたん北島2017年7月号【第340号】より
漢方のおはなし
~スキンケア~やっと梅雨らしい天気が続くようになりましたね~。
梅雨は、じめじめしてあまり好きじゃない方もいらっしゃるかと思いますが、自然界に潤いをもたらしてくれる有り難い季節でもあります。
一方、人間の体にもいい影響があります。肌が乾燥しやすい方、粘膜が弱い方にとっては湿度は大切です。また、梅雨の季節に生まれた赤ちゃんにアトピー性皮膚炎が少ないとの統計データもあるようです。
一般的に、スキンケアというと、クレンジング、洗顔、導入化粧水、化粧水、乳液、クリームなどなど、外からのケアを思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、実のところ、体の中からのケアもとても大切です。皮膚の白さや透明度は血液の量(血虚など)とも関係しますし、鮫肌や肌の荒れなどは血流(瘀血など)とも関係が深いです。最近よく言われる「かくれ乾燥肌」は「肺腎陰虚(はいじんいんきょ)」などが関係していることも…。
よく、「皮膚は内臓の鏡」と言われますが、食事も含めて体の中からメンテナンスしていくことで、ツヤ・ハリのある皮膚を形成していくことが出来るのです。城西漢方薬局 北島店 久積 智穂