毎月の↓「ひょうたん北島」↓に連載中の↓「漢方のおはなし」↓ ひょうたん北島2017年3月号【第336号】より
漢方のおはなし
~痛み取り~
♪春一番が~♪ 吹きましたねー。これから三寒四温を繰り返してだんだんと桜の季節に近づいてきますね!
春になるとツクシや菜の花などいろんな植物がにょきにょきと伸びてきます。
その中で、民間薬としても、漢方薬の原料としても使われているのが「イタドリ」。川沿いの土手などに良く生えている、あれです。学校帰りに「ポコン」と折って、皮をむいておやつ代わりにしていた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
地方によっては「オンボコ、スカンポ、イタズリ、スイバ」等々、いろんな名前で呼ばれているようですが、もともと「痛みを取る」から「イタドリ」が正式名称です。
漢方では「虎杖(こじょう)」と言い、薬用部位は根っこで、生薬名は「虎杖根(こじょうこん)」と言います。
名前の由来の通り、痛みを取る効果があるとされ、他にも熱さましや解毒、利尿作用があります。
日本では漢方薬ではありませんが「MSMコラーゲンⅡスーパー」などにオオイタドリが含まれているようです。
城西漢方薬局 北島店 久積 智穂