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耳鳴り


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201803ひょうたん表紙に連載中の↓「漢方のおはなし」↓
201803ひょうたん北島記事ひょうたん北島2018年03月号【第348号】より

漢方のおはなし

第三十話 ~ 耳鳴り ~

 もうすぐ「上巳(じょうし)の節句」。旧暦の三月三日は桃が咲く頃なので「桃の節句」とも呼ばれています。

 また、3・3と続くことから「ミミの日」としても制定されていますが、実は世界的にも「インターナショナル・イヤー・ケア・デイ」としてWHOが定めているのをご存知でしたか?

 そんな耳にまつわるお話です。漢方では耳は「腎」に関係していることは以前お話したことがあります。それだけでなく耳にはツボがたくさん集まっていて、ツボを刺激したり「温灸」(熱くないです)したりすることで不眠が改善したり、耳鳴り、難聴が良くなったりすることが知られています。

 その他にも「鳴天鼓(めいてんこ)」と呼ばれる頭を叩く簡単な気功がありまして、これも耳鳴りや聴力低下に良いといわれています。方法は…文章では難しいので直接お聞きください。☺

 さて、漢方のおはなしも今回で三十話。来月からは紙面の都合で、しばらくお休みさせていただくことになりました。またご要望がありましたら、お目にかかりましょう~♪

城西漢方薬局
薬剤師・国際中医師
六白金星

久積 智穂


耳鳴りに効く!


最近お問い合わせが多いのが「耳鳴り」。
病院に行っても「命に別状はないから」とか「年だから」と言われて真剣に取り合ってもらえない…との嘆きも聞かれます。耳鳴

古来、漢方には「腎」は「耳」に開窮(かいきょう)すると言う言葉があり、腎を補ったり強くすることが良いといわれてきました。
ここで言う「腎」には、腎臓の機能も含みますが、大まかに言うと年齢と共に衰えてくるものは「腎」に含まれるものが多いです。例えば、骨や、生殖機能、足腰、頻尿、耳鳴、難聴などなど。

耳鳴りの効能・効果のある漢方薬で、「精華牛車腎気丸」や「滋腎通耳湯」などはこの「腎」に関係する漢方薬です。

他にも「婦宝当帰膠」も耳鳴りの 続きを読む 耳鳴りに効く!