流産予防の漢方


毎月の↓「ひょうたん北島」↓に連載中の201603ひょうたん北島↓「漢方のおはなし」↓流産予防の漢方
忘れないように冷や汗 (顔) ブログにも記録として残しておくことにしました指でOK

ひょうたん北島2016年3月号【第324号】より

漢方のおはなし
~流産予防の漢方~

みなさん、こんにちは!寒さもピークを過ぎ、だんだんと暖かくなってきましたね~♪それにつれて、花もほころび始め、鼻もムズムズ…(苦笑)。

 さて、今回は少し専門的なお話しです。現在まで、多くの不妊症に悩んでらっしゃる患者様を診てきました。漢方で不妊治療?と思われる方も多いかもしれませんが、漢方は体質に合わせて体調を整えていく薬ですので、服用を続けていくと「イライラが少なく」なったり「生理痛が気にならなく」なったり「冷えが改善され」たり「お肌がきれいに」なったりと、いろいろな良い効果が現れはじめ、そして「妊娠」という経過をたどることが多いのです。

 しかし、実はそのあとが大切で、妊娠が難しかった方は流産の可能性も高い場合が多く、漢方では「安胎」作用のある生薬を使います。一般の方にもなじみのあるものでは「蘇葉(しその葉)」「艾葉(よもぎ)」が切迫流産に、「杜仲(葉ではなく、木の皮)」が習慣性流産に、他にも「白朮」「黄芩」「続断」などを体質によって使い分けるんですね~。

城西漢方薬局 北島店 久積 智穂