最近、ダイエット関係でお問い合わせの多い「アディポネクチン」。
誤解もあるようですので、少しまとめてみました。
どういう働きがあるの?
簡単に言うと、アディポネクチンは動脈硬化や糖尿病などの予防・治療に期待されているホルモンです。
どこにあるの?
脂肪細胞から分泌されるホルモンです。
どうやったら増えるの?
健康な脂肪細胞から最も多く分泌されます。なので、アディポネクチンを増やすためには、
1)肥満の方はやせること
2)やせている方は太ること
が必要です。
一説には、コーヒーやジャガイモ、トマト、豆腐、にんじん、小松菜、オクラなどを摂取することで増えるというデータもあります。
また、漢方では黄耆を含むものが良いようで、多く含む処方には「衛益顆粒」(生薬6gなど)があります。
アディポネクチンを増やすと痩せられるの?
なぜ注目されているの?
寝たきりの方などで、ヤセすぎている方、太っている方がアディポネクチンの体内量を増やすことで、動脈硬化や糖尿病を防ぐことが期待されているからです。
まとめると
1)ヤセている方、太っている方は、標準体重にすることで
2)アディポネクチンが増えて
3)糖尿病、動脈硬化が予防できます
ということです。ヤセていてもダメなのです ⇒ 健康な赤ちゃんを産むために
アディポネクチンを増やすとダイエットになるわけではありません。