「つぶやき」カテゴリーアーカイブ

方角と占いと漢方


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201802ひょうたん北島表紙に連載中の↓「漢方のおはなし」↓
201802漢方のおはなし方角と占いと漢方ひょうたん北島2018年02月号【第347号】より

漢方のおはなし
 ~方角と占いと漢方~

 今年は2月3日が節分♪ 毎年ニュースで成田山新勝寺の豆まきの様子が放映されるので記憶されている方も多いと思います。食いしん坊のわが家は恵方巻でしょうか…(笑)。

 その翌日は立春ですので、旧暦では新しい年の始まり…四柱推命や風水などで運気が新たに変わる日になります。

 漢方はもともと中国伝来ですので、陰陽五行や方角(干支)などは漢方の考え方とも関係が深いのです。四神と言われる東の青龍・南の朱雀・西の白虎・北の玄武に中央の黄龍(麒麟)を加えた五つの方角、五つの色に関係する漢方薬もあります。

 名前がそのまま入った「白虎湯」は胃・肺熱を取ります。「小青龍湯」はこれからの花粉の季節の鼻水によく使われます。「玄武湯(真武湯)」は体内を温める附子(トリカブト)の色が黒いところから命名されたようですし、「黄龍湯(小柴胡湯)」は胃腸の不和を和解してくれます。南の朱雀は諸説ありますが、赤い色をしていますので「棗(なつめ)」を使った「十棗湯」説が有力です。

 ちなみに、今年の恵方は南南東だそうですよ~!

城西漢方薬局
国際中医師
七赤金星

久積 賢治

 


春の七草


あけましておめでとうございますdouble exclamation 
本年もよろしくお願いしますわーい (嬉しい顔) 

毎月の↓「ひょうたん北島」↓201801ひょうたん表紙に連載中の↓「漢方のおはなし」↓201801ひょうたん漢方春の七草ひょうたん北島2018年01月号【第346号】より 

漢方のおはなし
 ~ 春の七草 ~

 せりなずな
  ごぎょうはこべら
   ほとけのざ
 
  すずなすずしろ(字余り : -)

 お正月の七日は、1年に5回ある「~の節句」のうちの一つ「人日(じんじつ)の節句」です。一年の健康祈願はもちろん、疲れた胃腸を休める意味でも「七草がゆ」を作ってみてはいかがでしょうか。

 七草に含まれている「芹・仏の座・菘(すずな)・蘿蔔(すずしろ)」には健胃、食欲増進、消化促進などの作用があり、お正月で美味しいものを食べ過ぎた?胃腸にやさしい成分が含まれています。

 また、「薺(なずな)・御形(ごぎょう)・繁縷(はこべら)」には止血、鎮痛、咳止め、去痰、消炎などの作用がありますので、体調をくずした場合などでも大丈夫!

 最近はスーパーなどでもセットで売られていますが、昔みたいに探しながら歩くのも楽しいですね~。

 秋の七草も漢方と関係が深いのですが、そのお話はまた秋にでも…。

城西漢方薬局
不妊カウンセリング学会会員
薬剤師・国際中医師

久積 智穂


冬令膏方


毎月の↓「ひょうたん北島」↓20171201ひょうたん表紙に連載中の↓「漢方のおはなし」↓20171201ひょうたん記事「冬令膏方」ひょうたん北島2017年12月号【第345号】より 

漢方のおはなし

~冬令膏方~

ずいぶんと寒くなってきましたが、体調はいかがですか?

毎年この時期になると思い起こされるのが「膏方(こうほう)」。

もう15年前になりますが、臨床研修のために上海に住んでおりまして、その時に初めて出会いました。

漢方の剤型には「湯(せんじぐすり)」「丸(錠剤のようなもの)」「散(こなぐすり)」などいろいろありますが、「膏」というのも漢方の剤型の一種で、生薬を煮詰めてドロドロの状態にしたものです。

 冬令膏方は、この「膏」が2リットルくらい入りそうな壺の中にたっぷり詰まっていて、これをひと冬の間をかけて毎日少しずつ服用していきます。そうすることで、一年の疲れをとり、次の一年の英気を養うことが出来るのです。

 日本で手に入る、膏方に近いものとしては、婦宝当帰膠(当帰・阿膠などを含む)や星火亀鹿仙(鹿角・亀板・スッポンなど)、瓊玉膏(はちみつ・地黄…)などがあげられると思います。

 漢方には、冬の病気は夏に治す「冬病夏治」という言葉がありますが、逆の「夏病冬治」もまた真実と言えるでしょう。

城西漢方薬局
管理薬剤師
国際中医師

久積 賢治

 


亀は万年


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漢方のおはなし

~ 亀は万年 ~

 鶴は千年、亀は万年と言われるように、古来長寿の象徴として、またお祝い事にもよく使われてきた亀。近年中国ではすっぽん以上の高級食材として珍重されており、確保のために世界的な争奪戦にも発展してきています。

 実は先月の中旬ごろ、中国の武漢の病院へ婦人科の研修に行った際に、その亀の養殖場も視察してきました。

 漢方では亀の甲羅を「亀板(きばん)」という名前の生薬(漢方薬の材料)として使用しています。

 効能効果は滋陰潜陽・養血補心など。妊娠を希望する方には男女ともに効果的で、特に体外受精でホルモン剤を多用している方、卵胞の発育が良くない方、卵子の質が良くない方など驚くほど良い結果が得られています。

 他にも、肌ツヤが良くなるので、美容のために服用したり、夜間にトイレに何回も起きるような方にも効果的です。

 元々せんじ薬なので、粉にしてしまうよりも潤いそのまま液体のままのものが品質が失われず、良いようです。

 亀の養殖場の写真などは当薬局のホームページに載せてありますので、ご興味のある方はご覧になることが出来ます。

城西漢方薬局
不妊カウンセリング学会会員
薬剤師・国際中医師

久積 智穂