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自律神経の乱れ


毎月の↓「ひょうたん北島」↓201705ひょうたん北島表紙に連載中の↓「漢方のおはなし」↓201705漢方のおはなし自律神経の乱れひょうたん北島2017年5月号【第338号】より  

漢方のおはなし

~自律神経の乱れ~

 ♪目に青葉 山ほととぎす 初がつを♬

 みなさん、4月のあわただしい毎日は乗り切れましたか?

 春~夏は毎年、低気圧と高気圧が不安定に入れ替わるために、自律神経の切り替えがうまくいかずに不調を感じやすい季節です。また、低気圧が近づくと血中の酸素濃度が下がって、だるさや眠気を感じることが多くなります。

そういった気象変化や環境変化に強い身体をつくるためには、酸素を運んでくれる血液が「きれいで」「たっぷり」あり、「よく巡る」ことが必要です。

血を作る材料としては鰹から作られたレバコールなどの「アミノ酸・ペプチド」が必要ですし、血中の酸素濃度を高めるためには心沙棘などの「フラボノイド」が有効です。

味の種類では、ストレスに関係する「肝」を強くして、食品中のミネラルの吸収を助ける酸味のある食べ物が重要ですよ~。

ゴールデンウィークのうちに心身ともにリフレッシュして、連休明けの5月病なんか吹き飛ばしましょう!!

城西漢方薬局 北島店  久積 智穂


心療内科に行く前に


本日は東京出張。
朝の始発便(JAL)で出て、つい先ほど徳島に戻ってまいりました。(日帰りです)冷や汗 (顔)
留守の間に何件かお電話をいただいていたみたいで、申し訳ありませんでした。m(__)m

協励会全国大会2015この大会は、毎年呼ばれている講師のお話がとても面白いのですが、さらに今年はお役に立てそうなお話もありましたので、少しでも早くお伝えしたくて、忘れないうちに書いてます。

さて、表題の「心療内科に行く前に…
最近、慢性疲労症候群うつ統合失調症引きこもり無気力パニック障害などで悩まれている方が非常に多いと感じています。
実際に心療内科にかかってらっしゃる方も多くいらっしゃいます。そういった方も含めて、
…なにをすればいいのでしょうか?

 

それは、食事の内容・順序を変えること

なぜかと言うと、血糖値を正常範囲で推移させるためです。

血糖値? 検査で異常が出たことはないよ?

実は、健康診断などで、空腹時血糖、ブドウ糖負荷試験、HbA1cなどもすべて正常でも、正常ではない場合があるのです。(ややこしい・・・^^;)
例えば、下のグラフ↓検査正常でも異常空腹時血糖…100mg/dL(<110) OK
2時間後値…139mg/dL(<140) OK
HbA1c …血糖値の平均値が正常範囲内なのでHbA1cも正常範囲 OK

でも、4時間半後の血糖値が低血糖状態なので正常とは言えないのです。
この低血糖状態が、脳の飢餓状態が、SOSを発して「こころと身体」のバランスを崩していくのです。

そうならないためにはどうすれば?

もちろん、状態は人それぞれですので、全て方法は違ってきますが、基本となるのは、

◎「吸収の良い」炭水化物・糖質(うどん・白米・パン・ケーキ・白糖など)を止める、食事の最後にする、もしくは「吸収の悪い」炭水化物(玄米など)に変える。おにぎり ショートケーキ 
◎蛋白質をしっかり、たくさん食べる。
◎鉄分を多く採る。
◎ビタミンを摂る。
◎食物繊維(不溶性・水溶性とも)をたくさん摂る。

など。

健康診断の検査には出てこない、血糖値の乱高下をなだらかにすることで、こころも穏やかになってゆくそうです。わーい (嬉しい顔)
見せていただいた症例では、10種類以上も精神分野のお薬を服用していた方が、1年半後にはまったく薬を飲まなくても大丈夫になったものもありました。目 

ただ、漢方薬にも言える事ですが、続けることが何より大切です。
一方で、すぐに結果を求めようとあせってしまう方も多いのが現実です。ご本人はもちろん、周りの協力も不可欠です。